歯列や噛み合わせの乱れは、見た目の美しさを損ねるだけでなく、お口の健康、ひいては全身の健康にも影響をおよぼすことをご存知でしょうか? 噛み合わせのバランスが乱れていると、左右の顎にかかる負担が変わり、背骨の歪みや肩こりや頭痛を引き起こしてしまうのです。
堺市西区の深野歯科医院では、見た目の美しさだけでなく、噛み心地も重視した歯列矯正を行っています。患者様のお口の状態はもちろん、生活習慣や癖なども考慮し、最適な治療方法をご提案します。また歯列以外にも噛み合わせでお困りの方の相談もうけたまわっておりますので、歯列・噛み合わせでお困りの方はお気軽にご相談ください。
フルマウスリコンストラクションとは、顎全体の噛み合わせを再構成する治療で、すべての歯を丸ごと治療する方法のことを言います。多くの時間と費用がかかりますが、非常に高い審美性と機能性を取り戻せます。
咬合再構成症例紹介
「フルマウス・リコンストラクション」「オーラル・リハビリテーション」などども呼ばれる治療法で、簡単にご説明すれば、顎全体の噛み合わせを再構成する治療であり現在装着されている修復物の大半や歯並びなどを同時に治療する方法のことを言います。
過去に受けられた数々の治療や歯周病による歯の移動、歯ぎしり・食いしばりによるトラブルなどにより、本来の健康な噛み合わせとの誤差が生じ、それが原因となって様々な問題が起こっていることも少なくありません。
ご苦労されて受けられた治療の結果、あまりよく噛めない、見た目に疑問が残る、なかなか被せものなどが長持ちしないなどのお悩みの原因を噛み合わせの観点から精密に検査・診断させていただいた上で、患者様それぞれに適した治療計画案をご提示いたします。
当然ながらご不安や疑問点にもしっかりお応えすべく、十分なお時間を頂戴してカウンセリングさせていただき、治療期間や諸費用を含めた治療計画をご相談いたします。
この治療法には多少の時間と費用がかかりますが、非常に高い審美性と機能性を取り戻せます。
症例1
Before
After
症例2
Before
After
症例3
Before
After
症例4
Before
After
症例5
Before
After
症例6
Before
After
症例7
Before
After
「ブラキシズム」は、歯ぎしりや噛み締めの総称。就寝中に行われるブラキシズムは、起きているときの約6倍もの力で行われると言われているため、詰め物や被せ物はもちろん、歯や顎にもダメージを与え、噛み合わせにも大きな影響を与えます。当院では、マウスピースを用いたブラキシズム対策も行っています。ご家族などにブラキシズムを指摘されたことがある方や「もしかしたら……」と気になっておる方は、お気軽に当院までご相談ください。
不正咬合(噛み合わせ・歯列の乱れ)の種類
上顎前突(出っ歯) | |
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上顎や上の前歯が前に出すぎていたり、下顎が後退していたりする状態です。遺伝によって骨格に影響が出ているケースのほか、指しゃぶりなど、幼少期の癖が原因で発症することもあります。 |
下顎前突(受け口) | |
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口を閉じたときに、下の前歯が上の前歯よりも出てしまう状態で、「反対咬合」と呼ばれることもあります。遺伝が影響しているケースのほか、噛み癖が原因で起こっている場合があります。とくに発音に影響が出やすい不正咬合です。 |
叢生(乱杭歯、乱ぐい歯) | |
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顎の大きさに比べて、歯が大きすぎることが原因で、歯が正常に並びきれずにでこぼこの歯並びになってしまう不正咬合。八重歯も叢生の一種です。歯ブラシが届きにくい箇所が出やすく、虫歯・歯周病のリスクが高まります。 |
開咬 | |
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奥歯を噛んだときに前歯が噛み合わず口がきちんと閉じられない状態です。口呼吸になりがちなため、口腔内が乾きやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。 |
過蓋咬合 | |
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上下の歯を噛み合わせたときに、上の歯が下の歯に深くかぶさってしまう状態です。下の歯が上顎に強く当たることで歯肉を傷つけてしまい、歯肉炎になることがあります。 |
交叉咬合 | |
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左右いずれかの奥歯や前歯が横にずれているために、噛み合わせが互い違いになっている状態です。噛み合わせの歪みから、将来、顎関節症(アンカーリンク)を引き起こす可能性があります。 |
深野歯科医院の歯列矯正
当院の歯列矯正は、「ワイヤー矯正」という方法で行います。これは、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる装置を装着し、そこへ金属のワイヤーを通すことで少しずつ歯の位置を動かしていく方法です。
セラミックブラケット
一般的な矯正では、「メタルブラケット」と呼ばれる金属製のブラケットを用います。しかし、メタルブラケットは銀色のためよく目立ち、治療しているのがすぐに分かってしまうというデメリットがあります。当院がおすすめしているのは、セラミック素材を使ったブラケット。透明度が高く、自然な色味のため、あまり目立ちません。矯正中の見た目を気にされる方はぜひご相談ください。
MTM(部分矯正)
MTMは、小矯正とも呼ばれる矯正治療です。通常の矯正治療と大きく異なるのは、移動させる歯を1~2本に限定する点。目的に応じて、ピンポイントな矯正治療を行います。大きく傾いている場合など、本来抜かなければならない状態の歯も、MTMを行うことで最大限活かすことができるようになるケースもあります。
インプラント矯正
矯正装置の固定源にインプラント(P5へリンク)を用いる矯正方法です。顎の骨に埋め込まれたインプラントを使うことで歯の確実な移動を促し、通常の歯列矯正に比べて大幅に治療期間を短縮することが可能になります。
顎関節症
このような症状がある方は、もしかしたら顎関節症かもしれません。顎関節症とは、顎の関節の周りに痛みや顎がうまく動かなくなるなどの機能低下が起きる症状のことを言い、悪化すれば、日常生活に支障をきたすこともあります。また、これが原因で肩こりや頭痛、腰痛、食欲不振などの全身疾患につながることもあります。
顎関節症は一般的に、姿勢や噛み合わせの悪さ、頬杖などの生活習慣、ストレス、外傷などが原因で発症すると考えられており、とくに20~30代の女性に多い症状として知られています。当院では、顎関節症に関するご相談も承っています。顎に異変を感じたら、お気軽に当院までお越しください。
治療法
顎関節症が起こるのは、顎の関節に過度の負荷がかかることが一因。症状を和らげるには、顎の筋肉の痛みや緊張を和らげる必要があります。当院では、まず運動療法と薬物療法によってこれらを改善していきます。
運動療法では、口の開閉をスムーズにさせるためのトレーニングや生活習慣改善の指導を、薬物療法では、痛み止め薬やストレスを緩和する抗不安薬などの処方を行います。
スプリント療法
運動療法・薬物療法に加え、当院では顎関節症を改善するため、透明なマウスピース(スプリント)を上顎または下顎に装着することで顎周りの負荷を軽減する「スプリント療法」を行っています。治療に使用するスプリントはアクリル樹脂製で、患者様一人ひとりの歯型に合わせて作製します。スプリントは、症状に合わせて以下のものを使用します。
スタビライゼーション型スプリント | |
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筋肉の緊張や顎への負担を緩和したり、歯列を保護したりすることを目的としたスプリントです。おもに寝ているときに使用するため、歯ぎしりの改善にも効果があります。 |
アンテリアリポジショニング型スプリント | |
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顎の関節にある「関節円盤」を正常な位置へ誘導するためのスプリント。口の開閉時に音が鳴るときや、口が開かかない状態(ロック)が改善してきた際に用いられます。 |